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先日実家に帰ると、母が、
「病院で検査したらピロリ菌がいるって言われて、今抗生剤飲んでるよ」
と話してきました
つまりピロリ菌の除菌をしているということ

「も～何でするまえに相談しないのむやみに薬とか飲まないでよ」
と言ってしまいましたが　それはなぜか

病院に行ったら　「簡単に検査できるからついでにしようか」　と言われるがまま検査して、　「見つかったから除菌しないとガンになるから抗生剤を飲みましょう」　と
まあよく聞く話です　実際そういう経過でされている方も多いのではないかと思いますが・・・

しかし、『その除菌、本当に必要ですか』　

癌になる、と言われると怖くなりますよねでも実際、ピロリ菌の感染だけで発癌するのか
いいえ、ピロリ菌感染者で胃癌になった方は1％というデータがあります
そして発癌となった方の多くは他の要因、例えば喫煙、他の炎症性の病気、高血糖、などを伴っていることが多いのです
ピロリ菌があってもガンにならない方はたくさんいますし、除菌しても胃癌になる方はいます

反対に、抗生剤などでピロリ菌の除菌をすることでのデメリットもあります
ピロリ菌は胃液中の胃酸を必要として生きていますそれを消滅させれば、胃酸がそのまま胃に存在し、胸焼けを起こしたり、そのために炎症が起こり癌化することもあるのです
また、抗生剤を多用することで、体内で良い働きをする菌も殺してしまって体調を崩したり、薬に耐性ができてしまう問題もあります

ピロリ菌の除菌以上に、禁煙や生活の改善、食事の改善に取り組まれた方がよっぽど癌の予防になるのではないでしょうか

母のように特に症状もなく病気もなく元気な人は、除菌することの方が心配です
巷の誤った常識に惑わされずに、自分を守っていきましょうね
いつでもご相談お受けいたします



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看護師　点滴ソムリエール☆日真